親の家に子供のころの思い出の品物はありませんか。先祖代々から引き継がれたものはありませんか。使われていないものがあるなら、今必要なのか。これからも必要なのか。見極めが必要です。というのも、親が生きているうちに整理してもらうと、不用品処分に係る「負債」が少なくなるからです。

収納がたくさんある家では、「いつか使うことがあるかも」「子供の思い出」「子供が小さいときに使っていたキャンプ用品などの季節用品」「冠婚葬祭での引出物」などなんでも押し込んで隠しておくことが出来ます。

実際、私も引っ越しするときに、そのような不用品がたくさん出てきて何枚ものごみ袋を使用し、最終的には、「家の中のものを〇〇万円で処分してください。」と業者にお願いして引っ越しの期日に間に合わせました。「なんでこんなものをとっておいたんだ!」というものが多く、びっくりしました。

帰省した時には、「いずれ自分が処分しなければならない。」という思いで家の中を見回してください。

最後に、遺品整理の時、家の中のものを勝手に処分したら相続放棄が認められないこともあります。負の資産がある場合は、資産調査が終わるまで遺品を処分するのは待ちましょう。