遺言を書いた人が口をそろえて言うこと「もっと早くやればよかった」

遺言を作成した後、多くの方がおっしゃる言葉があります。

それは、「もっと早くやればよかった」という言葉です。

不思議に思われるかもしれません。
遺言を作る前は、「面倒そうだ」「何を書けばいいか分からない」「まだ先でいい」そう考えていた方ばかりです。
ところが、実際に作り終えると、ほとんどの方が肩の力を抜いて、同じような感想を話されます。

なぜでしょうか。

それは、心配事が整理されるからです。

  • 誰に何を残すのか。
  • 家はどうするのか。
  • 預貯金はどうするのか。
  • 配偶者の生活は大丈夫か。

頭の中で漠然と考えていたことが、一つひとつ整理されていきます。
すると、将来に対する不安が少し軽くなります。

もちろん、遺言を書いたからといって、人生の問題が全て解決するわけではありません。

しかし、自分の意思を残したという安心感は、想像以上に大きなものです。

だからこそ、多くの方が、「もっと早くやればよかった」とおっしゃるのだと思います。

遺言は、死ぬ準備ではありません。

残された家族のための準備であり、自分自身が安心して生きるための準備でもあります。

次回はいよいよ最終回です。

このシリーズを通じてお伝えしたかったことを、改めて整理してみたいと思います。