親に「遺言を書いて」と言えないあなたへ
── それでも、家族の未来を守るためにできること
なぜ、このブログを書くようになったのか
このブログを書くようになったきっかけは、
「親に遺言を書いてほしいのに、どうしても話を聞いてもらえない」
そんな声を、何度も何度も耳にしてきたからです。
相談に来られるのは、50〜60歳代の方が中心です。
みなさん、決して自分のためだけではありません。
親のことを思う気持ちがあるからこそ、悩み、言い出せずにいます。
その苦しさを、ひとりで抱えなくていい。
そんな思いから、このシリーズを始めました。
「書いてほしい」と思う側のつらさ
「遺言の話をしただけなのに、空気が重くなった」
「縁起でもない、と怒られてしまった」
「もう二度とこの話題は出せなくなった」
こうした体験談は、決して珍しくありません。
本当は、
- 親が心配
- 家族が揉めてほしくない
- できる準備は早めにしておきたい
ただそれだけなのに、
“親の死を願っているように受け取られてしまう”
そのギャップが、子世代を苦しめています。
親が遺言を書いてくれないのは、珍しいことではありません
はっきりお伝えします。
親が遺言を書いてくれないのは、特別なことではありません。
多くの場合、理由は次のようなものです。
- 自分はまだ元気だと思っている
- 何から始めればいいかわからない
- 財産なんて大したことはないと思っている
- 子どもに迷惑をかけたくない
悪気はなく、
「遺言=死」というイメージが強いだけなのです。
無理に説得しなくていい
このシリーズで、最初に伝えたいことがあります。
親を説得する必要はありません。
正論で押し切る必要もありません。
「遺言を書いてほしい」という言葉がどうしても重たいなら、別の入口があります。
それが、家の整理・断捨離です。
実は「断捨離」が、遺言の第一歩になることも
- 使っていない家具
- しまい込んだ通帳や書類
- 誰が引き継ぐかわからない物
これらを一緒に整理する中で、
「これは誰が使う?」
「これは処分してもいいかな」
そんな何気ない会話が、
自然に“将来の話”へとつながっていきます。
実際、
断捨離をきっかけに遺言作成へ進んだケースは少なくありません。
このシリーズでお伝えしていくこと
このブログシリーズでは、
- 親にどう切り出せばよかったのか
- 言ってはいけなかった言葉
- 断捨離から遺言につながった実例
- 家族だけで抱え込まない選択肢
こうしたことを、
実際の相談現場での経験をもとに
少しずつお伝えしていきます。
最後に
親に遺言を書いてほしいと思うあなたは、冷たい人ではありません。
むしろ、とてもやさしい人です。
このブログが、あなたの気持ちを整理するきっかけになれば幸いです。
次回予告
次回は
「親に言ってはいけなかった言葉・よかった言葉」
をテーマにお話しします。


